低いほうが良い?ASTとALT

こんにちは。

健康診断の検査項目でAST/ALTというのがあります。肝機能の項目ですね。

高すぎると脂肪肝や肝炎の疑いがありマークされますが、低値はスルーされちゃいます。

健康診断の基準はこんな感じですが、

分子栄養学で、この数値がカラダの中でどのように作用しているのかを考えた時、どちらも20以下は要注意です。

AST/ALTは体内でアミノ酸(タンパク質)をグルコース(糖)に変換して、エネルギーとして使う時に働く酵素です。

AST=心筋の細胞に多く存在して、アスパラギン酸への作り変えを促進

ALT=肝細胞にあり、アラニンへの作り変えを促進

何故、タンパク質が糖に変わる?

エネルギーの使われ方には順番があります。

① 食事から摂った糖 (1,2時間でなくなる)

② 筋肉と肝臓に蓄えられた糖(グリコーゲン)

③ 肝臓のタンパク質から出来る糖

④ 筋肉のタンパク質から出来る糖

④ 脂肪、ケトン体

ご覧の通り、私達は糖をメインにエネルギーとして使ってます。

脳は糖とケトン体しか使えません、そして、酸素を全身に運ぶ役目の赤血球にはミトコンドリアがないため、解糖系(無酸素で糖を原料にエネルギーを作れる)でエネルギーを作るしかない、エネルギー源として糖の需要は大きいのです。

ASTとALTが少ないと、③④のアミノ酸を糖に変換する(糖新生)過程がうまくいきません。食事と食事の時間が空いたり、欠食したりすると、グリコーゲンも枯渇して体の中は低血糖に。

特に、ALTが低いと、肝臓で糖が作られず、低血糖、筋肉が糖不足に。

すると、体は脂肪をケトン体に変えてエネルギーにしようとしますが、脂肪の分解が苦手な人(私みたいな人)は、筋肉のタンパク質を切り削って糖を作ろうとします。

(糖質制限をしている人が筋肉を構成するアミノ酸の2割を占める、ロイシン、イソロイシン、バリン(BCAA)のアミノ酸を補給する理由はここにありますね。)

つまり、ALTが低くて、筋肉が少ない人が糖質を制限したりすると、とっても「危険」なのです。

グルコースアラニン回路とは?

肝臓でアラニンというアミノ酸がピルビン酸に変換されてグルコースが作られ、筋肉ではグルコースが分解されてアラニンが作られます。

ここのピルビン酸とアラニンの変換をしてるのがALT

ALTが少ない人は

私は、ASTはそこそこありますが、ALTはたったの10前後です。肝臓で糖を作って筋肉にエネルギー源として供給するのが苦手=筋肉もつきにくい、という事なのです。

ベジタリアンや小食で、そもそもタンパク質の摂取量が少ない人はALTも少ないのは自然ですが、私のようにちゃんとお肉もお魚もしっかり食べているのに少ない人は、

①食べたタンパク質がきちんと消化吸収できているかをまず確認

②無理な糖質カットや欠食はせずに、血糖値が上がらないような食べ方にする

③AST/ALTはビタミンB6で活性化するのでビタミンB6を補給する

④中性脂肪、コレステロールも見て、ミトコンドリアの代謝がダウンしている理由を探る

⑤亜鉛、マグネシウムはどの代謝経路でも需要があるので補給する

こんな事に気を付けたら良いのではないかと思います。

それにしても、こうして一つ一つ数値の背景を探っていくと、自分の、中性脂肪の低さ、体脂肪の高いこと、筋肉が全然つかないこと、に繋がっていくんですよね。

代謝が悪いのも「年齢のせい」って一言で片づけるのは簡単ですが、こうして分子栄養学を勉強しながら紐解いていくのってとっても面白いです。

変態ですねーーーー笑

今日も最後までお付き合いありがとうございました。

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